【開催報告】同志社サロンin八尾おわら

【開催報告】同志社サロンin八尾おわら

9月1日(土)「同志社サロンIN八尾おわら」の報告になります
前日からの大雨のため昼過ぎまで高山線が運休していました。その間、代替輸送バスの運行がありましたが大変な混雑だったようです。幸い夕方からは高山線が再開し、私は18時台の列車で富山駅から越中八尾駅に向かいました。おわらの期間中、高山線の乗車には整理券が必要になります。駅構内に特設された受付所に並び、発車時刻がスタンプされた整理券を受取ってから臨時改札口を通ってホームに移動します。臨時列車が増便されており、18時~19時台は大きな混雑もなくすぐに乗車することができるようでした。
越中八尾駅から会場の東町「VEGA」までは1.5km、徒歩で30分程度を要します。越中八尾駅は古くからの市街地のほぼ北端に位置しており、東町に行くにはまず井田川の橋まで続くやや広いまっすぐな道を南下します。この道沿いには多くの屋台が出店していてタコ焼きなどの粉モノや綿飴、かき氷などが売られているほか地元の商店が冷やしたビールを売ったりと縁日の賑わいのようになっていました。大勢の人の流れの中、路上でおわらの演舞が始まると見物客が十重二十重に囲んで端を通り抜けることも難しくなります。
井田川の橋を渡って行灯が照らす坂道を高台に登っていくと、八尾の商店民家の伝統的な様式をよく残す町並みとなっていきます。このあたりでは飲食物や土産物を売る店もちらほらありますが、地元の方々が家族や親戚で楽しむために設えた様子の家も多く、とくに日が沈んでからは街の雰囲気を盛り上げています。坂道を登った先の高台の旧町は、おわら演舞場や資料館があって観光の中心的なエリアとなっており、人出も最大となっていました。古い市街の道幅のため、演舞場の公演入替えや、路上での小規模な演舞の披露があるときなどは、ほとんど先に進めないこともあります。サロン会場「VEGA」はそんな熱気が往来する中心部の一画にあります。
VEGAに一歩入ると涼しくゆったりと快適な空間になっています。ビール、地元の日本酒、ワインをおつまみと一緒に楽しみながら、店内で休憩して、ときおり外に出て踊りを見物することができます。


本会を企画して下さった坂本支部長、山中さんご夫妻、中川さん、本郷さん、太田さん夫妻と京都からのご友人、山本さん、支部行事に初参加の川村さんと琴坂さん、ほか地元の坂本支部長ご関係の方々が集まり、お決まりの22時に乾杯、とても楽しいおわらの夜を過ごしました。散会となる23時過ぎには、どこかでまだ踊りの気配がありましたが街もだいぶ静かに落ち着いていました。帰りの列車は特別ダイヤのため25時台でも運行がありました。
「同志社サロンIN八尾おわら」は来年も開催予定です。他では体験できない素晴らしい企画になっておりますので次回も多くの方とご一緒できればと思います。

なお、サロンの翌日9月2日には石川校友会の横川さん、東京校友会の坂本洋さんご夫妻にもお立寄り頂きました。

(副支部長 森田作夫 1999年文卒)